槍ヶ岳に行ってみた記。その4。
2014年 09月 28日
ヤマテンの予報は晴れ、晴れ。
10月からはGP山岳会は休部。
先日の至仏山で耐寒テストを行った結果、メリノウールのネルシャツ購入も間に合った。
となれば、行くしかないでしょう。
槍ヶ岳へ、再び。
今回は9/27,28の土日の二日間で計画しますので、新穂高温泉からの飛騨沢コースで槍ヶ岳を目指します。
健脚者向けのコースですが、上高地コースを歩いてみて多少余裕を感じられたので、挑戦してみます。
いざ。
---
9/26
23:20 水戸出発。
一旦、実家にレオを預けに立ち寄って、00:00に那珂I.Cから常磐自動車へ。
北関東自動車から長野自動車道の松本I.Cを目指して深夜の高速をひた走ること4時間半。
日付変わって、9/27。
04:30 新穂高温泉市営新穂高第3駐車場(登山者用無料駐車場)着
早く着いたら一時間ぐらい仮眠できるかな~、と考えていたけど甘かった・・・
既に駐車場は満車。路駐の車もチラホラ出始めている状態。
次に目を付けていた登山口により近いけど有料の第2駐車場も満車状態。
誘導員(こんな早朝からご苦労様です)に「鍋平」に回るよう案内される。
鍋平高原駐車場は登山道入り口までだいぶ歩かなければならないので、出来れば避けたかったのですが路駐で駐禁切られるのも嫌なので、そちらに車を回します。
鍋平の「新穂高ロープウェイ鍋平高原登山者用駐車場」【標高約1300m】に車を止めたときには既に5時。
夜も明けはじめたので仮眠することなく出発することに。
事前の予報どおり、天気はなかなかよさげ。
あらかじめ、鍋平駐車場から登山口への近道を調べていたので、「新穂高登山指導センター」まで15分ほどの山道を下ります。
ところがどっこい。この山道が、思った以上にハード。
実は200m近く、細く急な山道を劇下り・・・
登山道入り口の「新穂高登山指導センター」まで下りで15分とありましたが、30分近くかかりました。
すでに汗だく。
06:00 新穂高登山指導センター着【標高約1100m】
新穂高登山指導センターは、多くの登山者で賑わっていました。
トイレを済ませ、登山届けを出し、いよいよ06:15に出発。
5分ほど進むと、一般車進入禁止の林道入り口。
この先しばらく、白出沢出合までの5キロほどは緩やかな登りの林道歩き。
上高地ルートは横沢までずっと平坦でしたが、こちらは登っていることを実感できるぐらいの上り坂。
07:00 穂高平小屋通過【標高1320m】
不定期営業の山小屋で今日はお休みのようです。
先を急ぐのでスルー。
07:35 白出沢出合【標高1542m】
奥穂高岳と槍ヶ岳へ向かう登山道の分岐点で、林道はここまで。
この先は人が歩けるだけの本格登山道になります。
白出沢の上流にあるのは、これもいつかは行きたい奥穂高岳。
大きな岩が転がる沢にかかる鉄製の橋をゆっくり渡り、林の中の登山道へ入っていきます。
登山道は岩がゴロゴロしてますが、先日の至仏山の蛇紋岩に比べれば、グリップが効いて全然楽ちん。
08:40 滝谷出合【標高1750m】
この大きな沢は、8月に痛ましい事故のあった場所。
それほど危険な沢には見えませんが、雨が降るときは要注意です。
標高があがるにつれ、気がつけば渓谷の木々が色づき始めてました。
ちょっと、わくわくしてきた~
09:40 槍平小屋着【標高1985m】
槍ヶ岳までの時間距離でのほぼ中間地点。
熊の看板がお出迎え。
天気がいい日はいろいろと干してます。
広いデッキの日陰で早めのお昼を食べて、シャリバテに備えます。
まだまだ先は長いので、昼休みもそこそこに先を急ぎます。
いよいよ紅葉も鮮やかさを増し、目を奪われます。
登山道を覆う紅葉のトンネル。
10:55 最終水場
北アルプスの天然水を補給。
森林限界を超え、岩のゴロゴロする登山道をさらに登り詰めていきます。
あれ?槍ヶ岳かな?
ちょっと雲がかかってる・・・?
11:58 飛騨沢千丈乗越分岐【標高2550m】
槍ヶ岳に西側からアプローチする西鎌尾根の千丈乗越へ向かう道との分岐点。
槍平小屋が救急箱を置いておいてくれます。
ここから槍が見えるはずですが・・・
仰ぎ見れば、槍ヶ岳は雲の中。
振り返れば笠ヶ岳も雲の中。
いや~な感じ・・・
まぁ、登ってみないとわかりません。
飛騨乗越へ向けて直進、出発。
足元はガレガレのガレ場。
傾斜もきつく、体力が削られる・・・
何とかカミ様に食いついて、登ること1時間半。
3000m突破。
あ、空が近いと思ったら・・・
13:40 飛騨乗越【標高3010m】
槍だ・・・
雲ひとつ無い・・・
思わず、拝みだすカミ様。
13:55 槍ヶ岳山荘着【標高3080m】
前回来たときはガスで全然見えなくて、山荘からこんな近くにあるとは思わなかった。
ちゃんと、すぐそこにあったんだな~
さぁ、槍の穂先へ。
つづく。
10月からはGP山岳会は休部。
先日の至仏山で耐寒テストを行った結果、メリノウールのネルシャツ購入も間に合った。
となれば、行くしかないでしょう。
槍ヶ岳へ、再び。
今回は9/27,28の土日の二日間で計画しますので、新穂高温泉からの飛騨沢コースで槍ヶ岳を目指します。
健脚者向けのコースですが、上高地コースを歩いてみて多少余裕を感じられたので、挑戦してみます。
いざ。
---
9/26
23:20 水戸出発。
一旦、実家にレオを預けに立ち寄って、00:00に那珂I.Cから常磐自動車へ。
北関東自動車から長野自動車道の松本I.Cを目指して深夜の高速をひた走ること4時間半。
日付変わって、9/27。
04:30 新穂高温泉市営新穂高第3駐車場(登山者用無料駐車場)着
早く着いたら一時間ぐらい仮眠できるかな~、と考えていたけど甘かった・・・
既に駐車場は満車。路駐の車もチラホラ出始めている状態。
次に目を付けていた登山口により近いけど有料の第2駐車場も満車状態。
誘導員(こんな早朝からご苦労様です)に「鍋平」に回るよう案内される。
鍋平高原駐車場は登山道入り口までだいぶ歩かなければならないので、出来れば避けたかったのですが路駐で駐禁切られるのも嫌なので、そちらに車を回します。
鍋平の「新穂高ロープウェイ鍋平高原登山者用駐車場」【標高約1300m】に車を止めたときには既に5時。
夜も明けはじめたので仮眠することなく出発することに。
あらかじめ、鍋平駐車場から登山口への近道を調べていたので、「新穂高登山指導センター」まで15分ほどの山道を下ります。
実は200m近く、細く急な山道を劇下り・・・
登山道入り口の「新穂高登山指導センター」まで下りで15分とありましたが、30分近くかかりました。
すでに汗だく。
06:00 新穂高登山指導センター着【標高約1100m】
新穂高登山指導センターは、多くの登山者で賑わっていました。
トイレを済ませ、登山届けを出し、いよいよ06:15に出発。
上高地ルートは横沢までずっと平坦でしたが、こちらは登っていることを実感できるぐらいの上り坂。
07:00 穂高平小屋通過【標高1320m】
不定期営業の山小屋で今日はお休みのようです。
先を急ぐのでスルー。
奥穂高岳と槍ヶ岳へ向かう登山道の分岐点で、林道はここまで。
この先は人が歩けるだけの本格登山道になります。
大きな岩が転がる沢にかかる鉄製の橋をゆっくり渡り、林の中の登山道へ入っていきます。
登山道は岩がゴロゴロしてますが、先日の至仏山の蛇紋岩に比べれば、グリップが効いて全然楽ちん。
この大きな沢は、8月に痛ましい事故のあった場所。
それほど危険な沢には見えませんが、雨が降るときは要注意です。
槍ヶ岳までの時間距離でのほぼ中間地点。
熊の看板がお出迎え。
まだまだ先は長いので、昼休みもそこそこに先を急ぎます。
北アルプスの天然水を補給。
ちょっと雲がかかってる・・・?
11:58 飛騨沢千丈乗越分岐【標高2550m】
槍ヶ岳に西側からアプローチする西鎌尾根の千丈乗越へ向かう道との分岐点。
槍平小屋が救急箱を置いておいてくれます。
ここから槍が見えるはずですが・・・
振り返れば笠ヶ岳も雲の中。
いや~な感じ・・・
まぁ、登ってみないとわかりません。
飛騨乗越へ向けて直進、出発。
足元はガレガレのガレ場。
傾斜もきつく、体力が削られる・・・
3000m突破。
13:40 飛騨乗越【標高3010m】
雲ひとつ無い・・・
思わず、拝みだすカミ様。
前回来たときはガスで全然見えなくて、山荘からこんな近くにあるとは思わなかった。
ちゃんと、すぐそこにあったんだな~
つづく。
by gp_backyard | 2014-09-28 23:55 | 閑話休題